片桐卓也 の ≪鑑賞のツボ≫墨田をテーマにした新作協奏曲と19世紀を代表する大型作品が並ぶ(すみだクラシックへの扉 第13回)

50周年のシーズン最後に待っている定期演奏会(今シーズン最後のすみだクラシックへの扉)は、かなり意外な組み合わせだ。ジャズ・ピアニスト、作曲家としても活躍する小曽根真が書き下ろすピアノ協奏曲「SUMIDA」は、小曽根が墨田区の文化やその歴史を探訪して得られたインスピレーションから音楽を作り上げるという異色作。